大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

モモのせん孔細菌病、県独自支援策の検討が開始

 8月6日付民友新聞に掲載されました。

 共産党県議団としても現地調査や申し入れを行い、収入補填などを求めてきました。実現に向け重要な前進です。

 具体的な中身についてはこれからの検討となるようですが、県としても「農家のみなさんの深刻な実態を重く受け止めている」とのことです。充実した支援策となるよう引き続き頑張りたいと思います。

 農家の皆さんの実態をどうぞお寄せください。

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8/6付民友新聞一面

 

平田村と古殿町で、帰省する学生へのPCR検査が可能に!

今日のNHKでの報道です。

 お盆に実家への帰省を予定している大学生などが役場に希望を伝えると、帰省してすぐに紹介された医療機関PCR検査を受けられることになりました!

 検査は発熱などの症状がなくても受けることができ、費用は全額、自治体が負担します。

 

 平田村や古殿町でのこの取り組みは大きな前進です。より多くの学生が安心して帰省することができるように、県が検査体制を確立させるべきです。

新日本婦人の会が学生支援で県に要望

 申し入れの中で新日本婦人の会・会員からは、県外で暮らす学生は、アルバイトもできない状況が続き経済的に困窮しており、長引く帰省自粛やオンライン授業で友達や家族と会えず、経済的にも精神的にもつらい状況にあるが、「帰っておいで」とは言えない現状に親子ともに苦しんでいるとの実態が語られました。各大学では、前期に続き後期もオンライン授業とするところもあるとのことで、子どもの心身の健康を守るためにも安心して帰省できる環境を、県として整えてほしいと要望。

 長崎県では、かかりつけの病院でも自己負担900円程度でPCR検査が可能となります。検査方法も唾液採取とのことでより簡便な検査です。

 福島県でも一日570人分の検査が可能となっていますが、現在は1日200人、多くても300人の検査となっており、検査を受け入れることは可能です。

 会員からは「お盆の時期に限らず、学生が帰りたいと思ったときに安心して帰ってこれる体制を作ってほしい」と要望。合わせて帰省を希望しない学生への食料などの支援を求めました。

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要望書

伊達市も出生児への定額給付金支給を決定

 全国民一律の10万円給付「定額給付金」について、4/28以降に生まれた子どもが対象にならないことなどが全国各地で問題となってきました。

 県内では、福島市須賀川市会津坂下町大玉村などが独自に支給を決めてきましたが、伊達市でも4/28以降に生まれた子どもへの10万円支給を決めました!予算上は300人程度を見込んでおり、ここ数年間の年間出生児数と同程度となっています。

 合わせて、ホームレスの方など住所を持たない人への支給は依然として困難な状況が続いています。生活に困っている人にきちんと届く制度にしていくことが必要です。

首都圏での感染拡大を受け、検査体制の拡充など県の対策を求める申し入れ

 先月28日、志位委員長が政府に対しPCR検査を診断目的ではなく防疫目的として抜本的に強化することなどを求め、それに呼応する形で県議団として県に申し入れを行いました。

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首都圏を中心に感染が急拡大となっている中、安倍政権が行っているGoToキャンペーンの実施について幅広い方から批判が相次いでいます。観光業者への支援は当然必要であり感染拡大防止の観点で考えれば、政府は国民に旅行を促すのではなく収入が激減している観光業者への補償をきちんと行うべきです。

福島県としては今後の感染拡大に備え、今の首都圏の状況から学び抜本的なPCR検査の強化、特に感染リスクの高い職種と利用者に対して戦略的なPCR検査を行うこと、感染爆発が起きても対応できるよう今から施設を確保すること、とりわけ重症者用の集中治療用ベッドの確保、現場で不足が指摘されている使い捨ての手袋や防護服、消毒液の確保と配布等を求めました。

 医療や介護、障がい者施設、保育施設などの職員からは、みつを避けられない状況で働かざるを得ず、「もし自分が感染していたら」との不安と隣り合わせの緊迫した状態でこの数か月間勤務している実態を伺ってきました。そうした職員・利用者が少しでも安心できるようにPCR検査をスムーズに受けられる体制確立は重要だと求めました。

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東北中央道「伊達桑折IC-桑折JCT」開通式

 晴天のなか、開通式が行われました。

 コロナ対策として限られた参加者のみでしたが、国会議員や関係自治体の首長や議長、高速道路関係企業などが参加し、盛大に行われました。

 国道4号と直結しており、流通などの拠点となることなどが期待されています。伊達市が前のめりで進めようとしているイオン誘致についても大きく関係するのが今回開通された伊達桑折ICです。

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福島民報より。新幹線よりも高いところを走ります

 

モモのせん孔細菌病。現地調査と県申し入れ

 17日、桑折町保原町の桃農家から実態を聞き、県北農林事務所からも現状を聞き取りました。農家からは「今年は春先の天候が悪く受粉しにくかったため実の成りが少ない上にせん孔細菌病で、収穫は大きく減るだろう」、「果樹共済も収入保険も入っていないので収入面の補助がない」との声。JAは、今年の被害に対し例年だと桃の実の表面に黒い斑点が2つ以上あると出荷できなかったが、今年は斑点3つまで出荷可能となりました。せん孔細菌病でも果肉には異常がないのに、見た目で弾かれ商品にならないという日本の流通にも問題があると感じました。

 また、別の農家の方からは「県果樹研究所の体制が弱いのではないか。せん孔細菌病が頻発する福島県でこそ、しっかりと研究し原因究明や特効薬を開発してほしい」との要望を受けました。

それらを踏まえ、今日、県に対して申し入れを行いました。

以下、5項目を要望しました。

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1、せん孔細菌病感染防止対策として、ネットの設置や消毒などにかかる費用を県としても助成すること。

2、収入保険は、白色申告者でも加入できるよう要件緩和を国に求めること。

3、果樹共済や収入保険の未加入農家に県として支援すること。

4、せん孔細菌病の桃でも果肉には異常がないことから、商品価値がないとされた桃の流通を支援するとともに、流通の在り方を検討すること。

5、県農業総合支援センター果樹研究所の研究開発費を増額しせん孔細菌病の特効薬開発や原因調査などを行うこと。今後の災害等に備え、技術や知恵を継承できる人員体制を確保すること。

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申し入れ文書を渡しました