大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

台風19号の被害調査。一か月経過してもなお被害は甚大です

 28日、宮本しづえ県議、二瓶勇雄さん(元市議)と台風被害の調査で梁川町に行きました。梁川町は、阿武隈川の県内最下流地域でもあり、その支流である広瀬川、塩野川が流れています。川の越水で町の中心部が浸水し、多くの家屋や商店が被害に遭いました。山間部では土砂崩れや道路・橋が崩落し、町全体が大きな被害を受けました。

 

 初めに、広瀬川・塩野川周辺に行き、浸水被害に遭われた方からお話を聞きました。「1階部分は浸水、今は2階で生活している。浸水被害に遭えばどこも再建にかかる費用に大差はない。支援も差をつけないでほしい」との要望がありました。

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 梁川町宮城県丸森町の間に、猿跳(さるぱね)という大きな岩があり川がぐっと狭くなっている、このため川が氾濫しやすいという箇所を見てきました。

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 今も多くの方が避難している寿センターにも行きました。「10cm足らず大規模半壊と認定された」という方には再調査ができることをお伝えし、「ペットと避難できるようにしてほしい」「夫が大工なので自力で自宅を直すつもり。そういう時は支援制度を受けられないの?」など寄せられました。

 避難所に身を寄せている方も、被災した自宅の2階で暮らしている方も、「今は一番家電が必要」との声。

 今ある支援制度がなかなか知られていない状況です。また、支援制度の拡充や県独自の支援制度を作るなど、被害の実態に見合った支援が求められていることを実感しました。