大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

一般質問。コロナで困窮する学生の実態示し、知事の姿勢を質しました

30日、一般質問に登壇しました。伊達市伊達郡をはじめ30人近くが傍聴に来てくださいました。

 

f:id:oohashisaori:20200709140430j:plain

 

 今回の質問では、新型コロナウイルスの影響で困窮する学生への支援や事業者支援、学童など保育従事者への慰労金支給について求めました。また、牛マルキン改定で大打撃を受けている肉牛農家への支援や米の全量全袋検査継続などについて県の姿勢を質し、伊達市へのイオン出店問題や伊達地区特別支援学校のかさ上げについて質問しました。

 学生分野では、県内各大学等から聞いた実態を示し県としての支援をするべきだと、再質問、再々質問でも知事に迫りましたが「国に求める」との答弁を繰り返すのみでした。

 県の協力金・支援金については、原発事故以降、昨年の消費税増税と台風で県内事業者は深刻な状況にあるとの声を示しました。

 学童などの保育従事者への支援は、「必要性は理解するが、他の救急職員などにもやる必要が出てくるから」と県として支給する姿勢は見せませんでした。山形県では保育従事者1人に5万円支給するのに、です。

 

 農業分野では牛マルキンと米の線量検査について質問。牛マルキンは、肉牛農家の損失補填で優れた支援制度ですが、国が唐突に制度を変えたため本県では補助額が10数万円減となり、全国で一番割を食う県となってしまいました。国に対し、実態に合った制度とするよう求めることと県独自の補填策を求めました。

 米の全量全袋検査は、今年度産米からほぼ全域で抽出検査に移行となりますが、市町村や団体が検査を継続する場合、補助対象となることが明らかになりました。

 

 伊達市伊達郡の関連では、伊達市のイオン誘致問題と特別支援学校の水害対策について県の姿勢を質しました。イオン誘致は、25年前の計画を再燃させたものですが伊達市の姿勢は異様に前のめりです。県に対し、伊達市との協議状況を尋ねた他、県の商業まちづくり推進条例との関係で県の認識を質しました。

 伊達地区特別支援学校の建設予定地は去年の台風で浸水しましたが、設計は台風被害を踏まえたものとなっていません。知的障がいの子どもたちが通うことや地域住民からも不安の声があることからかさ上げを求めました。

f:id:oohashisaori:20200709140708j:plain