大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

伊達地区特別支援学校の水害対策について県に申し入れ

 伊達地区特別支援学校は、令和4年(2022年)開校で旧保原小学校跡地に建設されます。長い間、地域住民や当事者、保護者等の関係者が待ち望んできたもので多くの方から喜ばれています。

 その一方で懸念されるのは、昨年の台風被害や7月初旬の熊本県を中心にした豪雨災害などこれまでの想定を超える大規模な災害への備えです。建設予定地の脇を流れる東根川は以前から氾濫する川で、昨年10月の台風ではさらに広い範囲が浸水被害に遭いました。6月議会では校舎部分のかさ上げについて質問をしましたが「去年の台風と同規模で想定しており校舎の床上には浸水しない設計となっているため、計画どおり建設を進める」と答弁しました。

 しかしその後も地域住民からは「子どもたちが安心して学校生活を送れるように十分な嵩上げをしてほしい」「東根川の河川改修と一体の水害対策をしてほしい」「昨今の異常気象を考慮した水害対策で万全を期してほしい」などの声が出されています。

 

 それを受けて24日に市議団とともに県に申し入れを行いました。要望項目は以下の2つです。

一、基本設計を見直し、可能な限り校舎部分の嵩上げがされる実施設計とすること。

二、東根川の浚渫や改修など、河川についても十分な対策を実施すること。

 

 県は「6月議会の質問を受け、河川改修も含め再度検討をした」と言いつつも、「早期開校が待たれているので計画通り建設する」とのことでした。県教委は、貯水池の設置なども含め、子どもたちの命、地域住民の安全をどう守るかを真剣に考えるべきです。9月議会でも繰り返し求めていきます。

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