大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

県衛生研究所で検査体制などについて懇談

 知事申し入れ後、県議団で県衛生研究所を訪問し検査体制などについて説明を受け要望を伺いました。

 現在、PCR検査を行う臨床検査技師は9人で、2人1組の4ペアで検査を行っており1日の可能検査件数は48検体とのこと。午前、午後それぞれ24検体の検査を行い、前処理から結果が出るまで約5時間かかるそうで、土日、祝日も休まず検査を続けています。PCR検査は臨床検査技師ならだれでもできるというわけではなく熟練が求められ、間違えないようにするために相当神経を使う作業だとのこと。

 今の県の検査体制を大幅に増やすためには、検査機器だけでなく扱う職員の増員が不可欠です。衛生研究所に配置されているウイルス担当の検査技師は4人だけ、細菌担当が4人いて研修を実施してウイルス検査ができるようになったと。日本は外国に比べ、平時からの人員体制や機器の配備が少ないと感じるとの指摘もありました。「今回の事を教訓にして備えておかないと、次また何かが起きた時に対応できない」と所長。職員体制の抜本強化など課題が出されました。

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