『官製ワーキングプアの女性たち-あなたを支える人たちのリアル』(竹信三恵子・戒能民江・瀬山紀子編、岩波書店)を読みました。
12月議会の代表質問でも取り上げた「会計年度任用職員」の問題をより深く理解したいと読み始め、最後まで一気に読み進めてしまいました。「非正規公務員」や図書館司書など現場からの報告が多くあり、読みやすかったと思いました。
会計年度任用職員(事務職員)や図書館司書、看護師や保育士などのケア労働者などは圧倒的に女性です。根底には、「男は外で働き家族を養うのが役目、女は家で家事と子育てをしていればいい」という昔の考え方が根強く残っているからだということも丁寧に解説してあり、問題点と解決への方向が示されています。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。