大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

神山悦子県議の代表質問。「原発事故は人災」と知事が答弁

 代表質問3日目、共産党・神山悦子県議の代表質問でした。

 先日の地震対応、コロナ対策、10年目となる原発事故からの復興、ジェンダー平等など多岐にわたり質問をしました。

 

 東電の地震対応では、隠ぺい体質が変わっていないことが露呈。地震計が半年前から壊れていましたが、修理もせず放置していました。他にも格納容器の圧力低下や水位低下、汚染水タンクは少なくとも20基程度がずれていたことが報道等で明らかになりました。県はどう対応しているのか再質問・再々質問も使って質し「東電から報告を受け、その後現場に職員を派遣した。地震計の再設置を早急に検討するとの説明を受けた」など詳細が示されました。

 コロナ対策では知事に、無症状者の早期発見で拡大を抑え込む戦略を取るべきだと質しましたが「医師の判断で適切にやっている」と、これまでと全く変わらず国の枠から一歩も出ない答弁です。しかし県内では11~1月の感染者が急増した時期を見てみると、検査時点での症状が無症状だった陽性者はわずか25%です。無症状者を早期に発見し隔離保護することが感染拡大を抑えるためには重要です。その戦略を県は持つべきです。

 原発事故からの復興に関しては、避難者支援の継続や事故に対する知事の認識を質問。知事は「人災と受け止めるべきもの」と答弁。以前、2012年12月議会では佐藤前知事に対して同様に質問し「人災と言うべきもの」と答弁していました。内堀知事に対しては初めての質問でした。

 ジェンダー平等について、DV被害女性への支援に関し、県が実施主体となって継続することが明らかになりました。支援団体がこれまで求めてきた内容がやっと実現となります。

 

 26日は追加代表質問(宮川えみ子県議)、3月2日には吉田英策県議の一般質問が行われます。

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再質問、再々質問をする神山県議