大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

宮川えみ子県議の追加代表質問ー石炭火発中止を求めるも知事は答えず

  26日、宮川県議の追加代表質問でした。

 新型コロナで活用できる支援制度について、「福島県2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた知事の考え、13日の地震等について質問。

 新型コロナ対応の支援制度が各種作られてきましたが、必要な人が制度を活用できていない事例があります。会社が休業した際、雇用調整助成金が会社から支払われますが、それを受けられない労働者について、労働者本人が申請できる休業支援金制度があります。企業に対しては雇調金の活用を、労働者に対しては休業支援金の周知徹底などを求めました。

 知事に対しては「福島県2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた本気の取り組みが必要だと質しました。今後10年間の取り組みが決定的で、中でも企業の取り組みが重要だとして石炭火発の中止を求めましたが、知事は「国のエネルギー基本計画の中で決められるもの」だとして県の姿勢は明らかにしませんでした。2050年までのカーボンニュートラル宣言をしたからには、県として実現のための具体化が必要です。

 13日の地震では、屋根瓦の落下などの被害がとても多いですが、今の支援制度では支援対象にならない可能性があります。現段階で、災害救助法や被災者生活再建支援法、県独自の被災者住宅再建支援制度がどこに適用されているか質問しました。災害救助法は、8市9町(福島市郡山市白河市須賀川市、相馬市、南相馬市伊達市本宮市桑折町国見町、鏡石町、会津美里町、広野まち、楢葉町富岡町浪江町、新地町)、被災者生活再建支援法は福島市のみ、県独自の被災者住宅再建支援制度については適用なしとの答弁でした。

 これでは被害があっても何の支援制度も受けられないことになってしまいます。支援制度を積極的に適用し被災者を救うことを求めました。

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宮川県議の地元から傍聴に来てくれたみなさんと