今日は現地調査でした。
二本松市さくらの郷では、地元農家で企業組合を結成し、直売所や道の駅内の飲食提供で地元産の農産物を全量買い取り、耕作地を増やしている取り組みについて。
「ここの組合でも農家は高齢化で、70代~80代が中心となっている。たくさん稼ぐ農家もいれば、年金だけでは暮らせないから少しでも足しにするために農業をやっているという人など様々。でも、農家が納めてくれた野菜などは基本的に返品していないし、地産地消で取り組んでいると農家もみんな元気になってくる。顔色が変わっていくんだよ」との話が印象的でした。
ここでは、会津由来のそばを作っており、それを道の駅で提供したりクッキーやパウンドケーキなどに加工して販売しているとのことでした。
モモせん孔細菌病対策では桑折町伊達崎地区へ。農家の方からお話を伺いました。阿武隈川そばに園地があるため、川からの湿った風で病気になりやすいこと、一昨年の台風19号のように豪雨災害・長雨などがあればすぐ発症してしまうこと等が話されました。農家の皆さんは、防風ネット設置や病気の弱い品種の木は改植するなどできる限りの対策はしていますが、特効薬がないため不安は尽きません。農家の方からは「県では病気に強い品種を開発してほしい」と切実に要望されました。
桑折町は地域的に水不足になりやすい地域でもあり、数年前の異常な水不足の際には井戸掘削のための補助事業がありました。今年も雨が少なく水不足が懸念されることから、病気対策とともに早め早めの水不足対策も必要だと県に求めました。