大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

伊達市梁川町にバイオマス発電の計画が。近隣住民の多くが反対

 伊達市梁川町やながわ工業団地内に、株式会社ログ(本社は群馬県)がバイオマス発電所・産業廃棄物中間処理場の建設を計画しています。(発電出力は13,500kw)

 昨年7月に続き2回目となる説明会が18日行われました。参加した住民らからは、やながわ工業団地の近くには子ども園や小学校、中心市街地などがあり環境汚染が懸念されることなど不安の声があがりました。

 また、それについての企業側の説明が不十分だとしており、建設中止を求めています。24日には地元住民ら約40人が「伊達市梁川地域のくらしと命を守る会」を設立し、建設の白紙撤回を求める署名や自治体への陳情を行うこととしています。

 昨年(2020年)9月の伊達市議会では、地元住民の合意が得られていない実態が示され、市が積極的に関わり、企業と市民の間で調整役の役割を果たすことなどを求める質問がありました。市は、「民間同士の土地売買によって事業が計画されており、市が誘致したものではない」としていますが、住民の不安払拭のために市も役割を果たす必要があります。

 また、建設予定地の工業団地は一昨年の台風19号で大きな浸水被害を受けており、地元住民からすれば災害が起きた場合の不安もあるのではと感じます。

 このバイオマス発電に建設について、地元の方から「県の対応を聞いてほしい」との連絡があり、宮本県議とともに県の担当者から聞き取りをしましたが、現時点では県にもほとんど情報が来ていないとのことでした。今後注視していく必要があります。