宮本県議と一緒に、桑折町・福島市の果樹農家から被害状況をお聞きしました。桑折町では斎藤松夫町議、岩﨑久男町議も一緒に現地調査を行いました。
桑折町では献上桃の郷の中心地と言われる伊達崎地区が特に深刻な状況で、主力品種であるあかつきにより大きな被害が出ています。伊達崎地区は阿武隈川沿いで、一昨年の台風19号、昨年のせん孔細菌病でも深刻な被害を受けた地域です。コロナ禍で帰郷し農業を新しく始めた若手農家も、阿武隈川沿いの被害が大きい地域でモモを生産しており、「せっかく新規就農となったのに…」と知人のベテラン農家も心配した様子でした。
ここでも収入保険や果樹共済のハードルの高さを指摘されました。農家が今後も続けられるように、来年の生産につながるような支援をと要望されました。
2月の地震対応では、県独自の支援が行われています。今回も自然災害であり、被災者をいかに救うかという観点が求められています。
福島市では先月もお邪魔した阿部さんの梨畑に伺いましたが、被害状況がはっきりとしてきており、例年なら一つの枝に5~6つ実がなっていくのですが、今年は残っている実が一つだけでそれが売れるような実になるかどうかは収穫時期を迎えないと分かりません。今の時点で被害は7~8割とのことですが、今後さらに拡大していくだろうとのことです。「融資ではなく給付金の様な制度をぜひ実現してほしい」と切実な要望が出されました。