今回の凍霜害では県内で最大の被害となった伊達市。佐藤きよじ・近藤真一両市議、宮本しづえ県議、あべ裕美子さんと調査し、農家の方から話を伺いました。
霊山町の桃農家の方は「去年もせん孔細菌病で被害を受け、今回も被害が大きい。いつもならこの時期、シルバーに作業を頼んでいたが、今回は頼むほど作業がない。ファン導入や収入保険などの加入も、若いうちはいいけれど…」とのことです。剪定作業への補助(10a当たり3万6千円)やかかりまし経費の補助などもお知らせし、使えるものは使ってほしいと伝えました。
掛田では柿の木の被害を視察。写真も載せていますが、まるで枯れ木のようになっており被害の大きさが明らかです。親から受け継ぎ丁寧にやってきたが大きな被害となってしまいました。
梁川町では農家の方の案内で柿と桃の木の被害を調査。柿の木はまるで枯れ木のように葉っぱがついておらず、農家の方も「仕事する気が起きない」と落胆した様子。
ひらたねの木は作業効率向上のため低く作ったことで今回より一層の被害を受けてしまいました。来年の生育にも影響するため農家の不安は尽きません。
こちらでも「ファンの導入も必要だろうけど、後継ぎがいないと投資は厳しい」との声。このままでは、農家の離農や耕作放棄地の増加に拍車がかかる要因になってしまうと感じました。市議団から流通の在り方などの問題点も指摘され、様々な角度からの支援が必要です。
伊達市では独自支援策として、収入保険や果樹共済加入のための補助制度も実施することになりました。

