大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

オリンピック・パラリンピックを中止し、コロナ対策に全力を

 オリンピックに医師や看護師、消防職員等の派遣要請があり、コロナ禍での開催に対し、いのちを最優先すべきと反対の声が上がっています。計画通りに実施となれば、県内でもソフトボールと野球の試合が計7試合予定されており、ここに県内の児童、生徒を2万人招待する予算が組まれています。また、救急車1日24台の待機要請があり、消防職員は県内消防組織に延べ218人の派遣要請があります。

 子どもについては、現在各学校に参加意向照会を行っていますが、キャンセルする学校も出ています。学校が参加を決めても、保護者の意見は尊重されなければなりません。県内の感染者も下火になったとはいえ、まだまだ予断を許さない状況が続いており、オリンピックよりも県民の命が優先と中止を求める声が広がってするのは当然のことです。

 パブリックビューイングについては、東京・代々木公園をはじめ埼玉県や千葉県などでも中止決定が相次いでいます。福島県内では、東京都主催で鶴ヶ城公園やアクアマリンパークの2か所で予定されていますが、県の判断で中止は可能です。

 県内はコロナの新規感染者数は一定落ち着いてきていますが、死亡者は依然として増えており全国的に見ても高い水準です。全国ではインド株によるクラスターや死亡者も出ており、県内でも変異株による感染が主流となっています。コロナ対策は今後も重要です。

 明日、県に申し入れを行う予定です。

 「オリンピックよりもコロナ対策に全力を」、この声を一緒に広げていきましょう。