県議会の森林・林業活性化推進議員連盟で、植樹祭に参加しその後浪江町の集成材工場を視察しました。
今年の植樹祭は快晴の下、県内から約1000人が参加。浪江町請戸小学校近くの海岸防災林として8200本のクロマツの苗木を植樹、私も10本ほど植樹しました。
移動までに少し時間があったので、県内唯一の震災遺構となった請戸小学校を見学。10年前の津波被害の大きさと、その後の原発事故で避難を余儀なくされた地域の状況を知ることができますが、何度来ても胸に迫るものがあります。
午後は、浪江町の集成材工場の視察でした。この工場はイノベの一環として作られ、東北電力の原発建設予定地だった場所にあります。県産材の活用促進として集成材を製造し、全国のテナントビルなどの非住宅木造建築に使われています。製造過程で出る端材はおが粉やチップにして、木材乾燥などに使うボイラーの燃料として利用しています。放射能対策では、伐採前の空間線量を計測し、木材として活用する前に再度線量を計測、基準値以内であることを確認しているとのことでした。また、敷地内の倉庫にも、県産材が使われていました。
来春からは、郡山市に林業アカデミーが開校となります。県内でも林業従事者の確保や、林業を生業とできるようにするためには、様々な支援が必要だと感じました。