大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

総務常任委員会の審議ー知事会見の手話通訳配置、汚染水トリチウム分離技術について

 今日は常任委員会一日目、総務部と危機管理部の審議でした。

 総務部では、コロナ対応で職員配置を変え、地域医療課に5人増員したと報告がありました。県の人事委員会勧告で指摘されている不妊治療のための休暇制度については、県も国と同様に来年1月から導入できるように準備しているとのことでした。また、聴覚障がい者などから複数回要望が出されている知事の記者会見時の手話通訳について質問しました。東北6県のうち、青森・秋田・岩手・山形はリアルタイム配信としていますが、福島県は4~5日後に手話通訳の動画を配信しており、当事者のみなさんからは「健常者と同じようにリアルタイムで情報を得られるようにしてほしい。災害時などの緊急を要する情報も得られないのでは困る」との声があがっています。今後県は、ワイプなどの技術面での改善を図るとのことでした。聴覚障がい者団体からの要望では「通訳士が不足しているなら自分たちが協力する」との思いがあることから、リアルタイム配信できるよう重ねて求めました。

 危機管理部では、災害対策や汚染水の海洋放出などについて質問しました。

汚染水の海洋放出では自民党も質疑を行い、凍土壁やトリチウム分離技術の現状を質問。凍土壁については、鋼管矢板を打ち込んで遮水効果を維持している、トリチウム分離技術は知事も求めており、技術に関する応募も多数あったと答弁。

 また、今月に入ってから県内でもオスプレイの目撃情報が相次いでいることから、少なくとも事前事後の情報提供を求め、青森県などで起きている米軍機からの落下物で万が一のことが起こることのないよう県民の命を守る立場から国に対し求めるべきだと質しました。