大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

県北地域の若手女性就農者の方々と懇談、農業やジェンダーなどいろんな話が

 農閑期に月1度行われている農業女子の学習会に読んでいただき、県政報告をしつつ参加者のみなさんと懇談しました。

 参加者は、親の後を継いで農業を営む方だけでなく、県外から移住して農業を始めた方も多く、農業に真剣に向き合っているからこその具体的な悩みや要望などがたくさん出されました。

 県外から移住した新規就農者の方は、「農地を紹介してもらおうと思ってJAなどに行ったが、取得には様々な壁があって、知り合いはそのまま就農を諦めてしまった。自分は、知り合いの農家のツテで農業アルバイトをしている」と話し、農地取得のため公的機関の役割発揮が求められていると感じました。

 国の新規就農者支援を使っている人からは「年度初めに補助金を申請したが未だに入金されないものがある。市町村によっては複数回に分けて本人に交付されているようなので、そういう対応も含めて検討してほしい」と制度改善に向けた要望が出されました。

 パートナー(夫)と農業を営む方も多かったのですが、「男尊女卑を感じる場面がある。今まで、女性がやる農作業は夫の手伝いの範囲だとされてきたからだと思う。女性も一人の農家として頑張っているということをもっと知れたらな」との声も。

 他にも、親元就農者への支援や小規模な機械導入への支援、住まいの提供など様々な要望が出されました。

 また、新年度から始まる「農業経営・就農支援センター」について報告すると、どこに相談すればいいのか迷った経験や、JAや市役所を転々としなければいけなかったとの経験が出され、口々に歓迎の声があがりました。

 福島県で力強く農業に取り組む方々との懇談となり、私自身もとても励まされる機会となりました。制度充実など引き続き求めていきたいと思います。