大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

小規模校の良さが詰まった川俣高校卒業式

 今日は母校・川俣高校の卒業式でした。卒業生は18人。

 今年の卒業生は、入学してすぐコロナが流行し、様々な混乱の中での学校生活だったと思います。これまで当たり前だった高校生活が当たり前ではなくなり、修学旅行など多くの学校行事が中止・変更せざるを得ない中での3年間となりました。また、小学校入学直前に東日本大震災を経験し、友人との別れや屋外活動の制限などがあったことと思います。

 川俣高校は、震災以前は飯舘中学校出身者が多かったのですが、震災と原発事故の影響で高校生徒数が大幅に減少しています。生徒数の減少を理由に、県教委による高校統廃合で川俣高校機械科は廃止されてしまいました。地元企業などに多くの卒業生を排出していただけに、地域の方々からは存続の要望が出されていました。

 今日の式では、校長先生が卒業証書を渡す時、卒業生一人ひとりに言葉をかけていたのが印象的でした。後で聞くと、校長先生も一緒に修学旅行に行ったことから、生徒との距離が近かったとのことです。

 また、3年生の教室近くや体育館につながる廊下には、在校生発案の花飾りが施されており、生徒同士のつながりも深かったことが感じられました。

 小規模校の良さが詰まった卒業式、とても感動的でした。