大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

2月議会最終日、宮川県議が討論

 2月県議会定例会の最終日、宮川県議が討論を行ました。

 来年度予算について、一定の前進面(新規就農者ワンストップ支援体制、感染症対策課創設、私立高校入学金補助など)はありますが、基本的には県民要求から背を向ける県予算になっていると以下のように指摘しました。

 知事の政治姿勢では、政府の原発回帰政策や「処理水」の海洋放出に対して、被災県の知事であるにもかかわらず反対しないばかりか、「国が決めること」として自らの態度を表明しない他人事の姿勢であり、批判しました。

 物価高騰のもとで地元中小企業への直接支援が必要です。現在県が行っているのは、融資や設備投資に対する支援にとどまっています。また肥料・飼料の高騰で危機に瀕する農業経営への支援も不十分です。学校給食費無償化も市町村任せであり、県には支援する姿勢はありません。教員不足の状況も深刻です。

 意見書について共産党県議団は、大軍拡予算の廃案を国に求める意見書と処理水海洋放出中止を求める意見書に賛成、可決すべきと求めましたが、他の会派の反対で否決されました。

 任期満了に伴い、井出副知事が退任のあいさつ。ケースワーカーから始まった県職員生活を振り返ってお話しされました。県民に寄り添う県政の大切さをあたらめて感じました。感動的な挨拶でした。

 長かった2月議会ももう終わり、来週は県政報告づくりです。