大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

霊山町で「平和のための戦争展」、再び戦争を引き起こすことのないように今こそ

 霊山町で、29年ぶり3回目となる「平和のための戦争展」が開催されました。終了時刻間際に着きましたが、主催者の方が丁寧に説明をしてくれました。子ども連れの親子や地域の方なども来場しており、それぞれ展示を見ながら思いを語り合う姿が印象的でした。

 展示品は、当時のものも多くあり、戦況を勇ましく報じる新聞や、戦争中の教科書、千人針、軍人の制服や装備品など、戦争の生々しさをまさに肌身で感じるものでした。特攻隊として亡くなった人のハチマキには「力(ちから)」という文字がびっしりとあり、それだけの恐怖に直面していたのではないかと感じました。人が人でなくなるのが戦争だとも感じました。

 黒柳徹子さんなど著名人が語った、反戦平和への思いを実行委員の方が手書きで作成。「無責任だったことが私の戦争責任」、「戦争の原因は『飢え』と『欲』ではないか」など、どれも身につまされる思いで読みました。

 来年で終戦から80年です。終戦記念日が近くなると、これまではテレビで特別ドラマが放送されるなど、戦争について考える機会が身近にあったように感じていましたが、ここ数年はそうしたドラマや放送が少なくなっている気がしています。戦争の悲惨さは、戦中だけでなく戦後も続いていたというのが朝ドラで描かれていました。そうした戦争のリアルさを決して忘れることのないように生きていきたいと思いました。

霊山町の方が手作りしたミサイル「トマホーク」

軍隊の役職によって装備品の質?も違いがありました

赤紙」や「千人針」など、当時のものがそのまま

著名人の反戦平和への思い