昨日から「ピースエッグ」が始まりました、14日まで続きます。
2011年に福島での開催が計画されていましたが震災の影響で断念、13年越しに福島でのピースエッグ開催が実現しました。
全国から青年が参加し、平和や復興、人権や政治参加、農業と再エネなど幅広い分野について学び考える企画です。
1日目の昨日は、生業裁判原告団長の中島孝さんが講演。生業裁判の取り組みやドイツの高校生との懇談の話などを講演し、その後質疑応答で除去土壌やALPS処理水などについての質問にもこたえていました。その後、子育て世代と青年の発言で、震災当時の状況や心境などについて報告。やはり何年経っても、震災当時の話を聞くといろんな感情がこみ上げてきます。ただ、この日参加していた人の年齢層は20代以下が多く、震災当時のことをどれだけ覚えているのか、震災の話はどのように受け止めたのだろうかと考えました。今後、震災当時の話や福島県内で起きたことを語り継いでいく人をどう確保するのか、非常に重要な課題だと思いました。
2日目の午前中は分科会で、私は「若者の政治参加」について考える分科会のチューターでした。「選挙に行くことは本当に必要なのか」、「政治参加は投票以外にもできるのではないか」など、複数のテーマについてそれぞれの考えを話し合いました。参加者からは「選挙と言われてもどこに投票したらいいかわからないから、もっと学校でも知る機会がほしい」、「自分が投票する以外にも、『私はこの人を応援している』とか『こういうことをやってくれる人を応援したい』とか、そういうことを話すことも大事な政治参加だと思う」など、まさに活発に、途切れることなく話が出され、軽やかな雰囲気の中で交流ができて良かったと思いました。
若い世代が、自分の考えをサッと言葉にして相手に伝えることができるその力は本当にすごいと思いました。思っていることを話せる場は、とっても大事だなと実感しました。