13日~15日、県議会の企画環境常任委員会で県内調査がありました。浜通りを中心に、太陽光や風力など再エネ関係の企業や施設を見学し、再エネや公共交通の在り方などについて学びました。中間貯蔵施設や環境創造センターには始めて行きました。
最初に、南相馬市で太陽光パネルのリサイクルに取り組む企業の現場を見学させてもらいました。福島県では原発事故以降、太陽光設備が急増しており、同時にパネルの寿命が20~30年であることから、2030年~2040年は廃棄量が急増すると見込まれており、2030年代後半には県内で約26万トンの使用済みパネルが発生する可能性があると言われています。
本県は全国トップ3に入るほど、大規模な太陽光発電が多い地域で、そのほとんどが事業用となっています。リサイクル施設は7か所ですが、全国比ではかなり多いとのこと。
この企業は長い歴史のある産廃業者で、パネルリサイクル量も多いほうですが、リサイクルパネルが入ってくるのが定期的でないため不安定で、まだペイできる状況ではないとのことです。当然リサイクルのための処理費用をもらっていますが、それだけでやりくりしようとしたら一定量が必要になるとのこと。近い将来には採算がとれるようになると話していました。県のリサイクルのための補助金は非常に助かったのでこれを継続してほしいと要望も出されました。
公共交通では、自走式ロープウェイを行っている企業へ。現状の公共交通が抱える課題(ダイヤの乱れ、運転手不足など)にマッチする取り組みを展開しています。道路の上空などを走行するため渋滞などとも無縁、電力は再エネでまかない無人運転を想定しています。導入にあたっては、自治体と一体でまちづくりとともに考えていく必要があると話していました。山間部よりも都市部での活用が現実的だと感じました。
大阪大学の取り組みで、全国各地の大学生と教員を対象に大熊町などで5泊6日の研修を行っています。線量測定や避難者からの聞き取りなどを行うことにより、自然科学・社会科学の両面から学生自身が分析、自ら考え判断できる力を養うことが目的です。各大学の単位にはならないのですが、それでも非常に人気で年々参加者は増加、昨年は200人を超えました。参加者の中には「リピーター」になる学生も多く、その人たちはチューターの役割も担います。また卒業後も継続して復興に関わりたいという志を持っている学生や、実際に福島県や復興に関係する仕事に就いた人もいるそうです。
また、次世代の人材育成にも貢献しようと、多様な学びができる大熊町の「学び舎ゆめの森」と連携し、小中高校生向け「めばえ適塾」を開講。ここは学ぶ楽しさを知るための塾で、判断力などを身に付けることができます。
とてもわくわくしながら説明を聞きました。
Jビレッジでは薄型太陽光パネル「ペロブスカイト」も見ました。
3日間、いろいろな勉強ができました。各分野に生かしていきたいと思います。


