大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

田村市のJA和牛ファーム、小野町高校の商品開発を調査

 今日は常任委員会1日目、現地調査でした。

まず田村市に行き、JA和牛ファーム福島さくらにて和牛の繁殖などについて話を伺いました。3年ほど前、国などの支援を受けて始まりました。子牛の出荷も行っていますが、一頭あたり71万円と厳しい状況です。獣医師の委託費用や共済金も自前で負担が大きいとの声がありました。特に、キャトル事業(牛の預かり)はコロナの影響で、預ける人も少ない上に親牛700円、子牛800円と持ち出しがあり、これが特に大変だとの話でした。「本来は県がやるべきことだから」と強く要請されました。

 出産のタイミングを的確に掴むためカメラなどを導入していますが、電波が悪く(地デジも入らないほど)カメラの動画確認がうまくできないとのこと。電波塔などの設置が求められました。

 夜間の出産の場合、一人の職員が対応しており、ヘルパーも頼んでいないとのことでした。「生き物相手だから休めない」と話していましたが、この施設では後継者育成も目指しており、休みも保証できる働き方へと改善していくためにも、各地で酪農ヘルパーの担い手確保が必要だと思いました。

 

 小野高校では、家庭クラブの代表の生徒が沖縄県八重山高校とコラボした商品などを紹介してくれました。地元農家との連携も強いようで、高校生レストランの動きもあるとのことでした。

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