入院中は読書に勤しもうと思います。
一冊目は、金田一秀穂著 「あなたの日本語だいじょうぶ?」です。
私の好きな教科は国語と英語です。がっつり文系でした。
日頃から言葉の使い方には気をつけていますが、日本語は時代によっていろいろ形を変えて、同じ言葉でも新たな意味が加わることもあって、奥が深いというか、いろんな発見があります。
このタイトルを見て興味が湧き、読んでみようと入院前に議会図書室から借りていました。
読む前は、てっきり「この日本語の使い方はなっとらん!」的なものかと思ったら全然そうではなく。
「マジ卍」についても肯定的に書かれていて、「五輪」を「オリンピック」と読ませる技、でもパラリンピックは?という問いかけなどなど、歴史的な日本語の変遷みたいなものも書かれていて、特に後半が読みやすかったです。
印象的だったのは、「落としどころ」について。
問題を解決する際、AかBか、落としどころを「探る」。AかBか、もしくはCか、と解決案を作り出す。それが弁証法だ。
というような本文でした。
話をまとめようと落とし所を探ってばかりでしたが、新たな解決策を作り出す前向きな方法も取り入れたいなと思いました。