常任委員会現地調査で楢葉町の木戸川漁業協同組合と、いわき市あかい菜園株式会社、川中子排水機場へ。
木戸川漁協組合では昨年の台風で川が増水したためヤナ場などが流出、ちょうど鮭が遡上するころに台風が来てしまい昨年は344尾のみ。記録的な不漁とのこと。
復旧作業は開始されたようですが、ヤナ場に行くまでの道もまだ土砂が残っており手付かずの状態。「秋までに間に合えばいいが正直不安」と現場の声。
震災と原発事故からの被害もまだまだ続く中、昨年の台風での被害はさらに追い打ちをかけられた様子でした。一日も早く復旧できるよう県としてもできる支援を尽くすよう求めていきたいと思います。
いわき市あかい菜園では、台風で2メートルもの浸水被害に遭いました。すでに復旧工事が着工されており一部営農再開、来週からはトマト販売も再開できるそうです。地元の方35名を雇用しており「なんとか早く再開させたい」との思いで、各種支援事業を使いここまでこぎつけたそうです。来年からはほぼ収入も回復できそうとのことでした。
福島県は、震災と原発事故の被害、そして昨年の台風被害で大打撃。基幹産業である農業や漁業を守る役割をしっかり果たせるように頑張っていきたいと思います。
9日、県政つくる会のみなさんと、この間のコロナウイルス関連の実態を共有しました。学校現場や保護者のみなさんの声、医療現場など各方面の実態を共有し課題をあげました。今後、定期的に対策会議を開き申し入れなども検討していく予定です。
その後、渡利小学校内にあるきりん教室へ。
昨年度から学校の空き教室を使えることになり(約40年間要望してきたことが実現!)、子どもたちは校庭を使って遊ぶこともできるなど保護者の皆さんからも喜ばれているそうです。
支援員の方から話を伺うと、現在50人程度の子どもを預かり、朝7時半~夜7時まで開園、国からの補助金額が10200円から30200円に増額されたため「よかった」との声。
また、10日には近くのローソンからお昼ご飯の差し入れもされるそうです。
今日は各常任委員会で、補正予算についての説明と審議が行われました。
私が所属する農林水産常任委員会では、台風19号からの復旧や支援などの予算が追加となり、この中には、被災農家が農機具の再取得やハウスを建て替えるときの支援なども入っています。
新型コロナウイルスの関係では、学校給食を提供していた酪農家や農家のみなさんの実態がどうなっているのか質問したところ、来週の当初予算説明の際に報告をもらうことになりました。
学校の一斉休校に伴い学校給食は突然のストップを強いられました。牛乳や野菜、お米を提供していた農家のみなさんへの支援が必要だと思います。
来週は当初予算の審議となります。イノシシなどの鳥獣被害対策は予算も人手もまだまだ不十分だと感じます。県の基幹産業である農林水産業を営むみなさんが希望をもって続けられるような予算編成を求めていきたいと思います。