大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

臨時議会開会、コロナ対策で585億円の補正予算。農林水産常任委員会での審議

 1日に県が発表したコロナ対策の補正予算(約585億円)が、臨時県議会で提案されました。議会は明日まで行われます。

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間をあけて座るため傍聴席も使用

 

 1日目の今日は、各常任委員会での審議でした。

私が所属する農林水産常任委員会では、県産品をオンライン販売する際に、業者が出店しやすくなるよう、出店手数料を全額県が負担するための事業が提案されました。これに約6,600万円計上されます。

 内訳は、楽天に出店する場合1件あたり47万5千円かかる手数料を45件分、ヤフーの場合は10万円を30件分、県が全額助成するものです。私は、「楽天への出店手数料があまりにも高すぎる、緊急事態でもあるので楽天に出店手数料の減免を」と要望しました。

 また、この事業でどのくらいの酪農家の方を支援できるのか質問すると「直接酪農家を支援するものではないので分からない」とのこと。この事業だけでは支援しきれない農林水産業者の方はたくさんいらっしゃいます。また、新型コロナの影響も長引くことからさらなる支援の強化が必要です。

 

 他には、459億円は制度資金融資の原資分と9億円の利子補給。大きいのは入院病床確保対策で、ベッドを開けて確保する場合に国は1,6万円しか補填しないため、県が2.4万円を上乗せして4万円の減収補填を行う、外来も分けて診察するなどの減収補填を行うため30.7億円、休業要請に伴う協力金として2万事業所を見込み30億円を計上しました。また、県内6つの二次医療圏毎に発熱外来設置費として1か所3千万円で1.8億円を計上。県内の医療機関にマスクや人工呼吸器等の機材を購入費8億円も。

雇用調整助成金に県が独自の上乗せ措置を行うための5.1億円も盛り込まれました。今から使えるプレミアム商品券発行費9.5億円も計上、これは収束まえでもデリバリーにも利用が可能な商品券で1000円で1200円にプレミアムが付きます。県内4800社を見込んでいます。