伊達市伊達郡内では停電、断水等の状況もあり、特に国見町や桑折町では大きな被害が出ています。
14日は、高橋千鶴子衆院議員と岩渕友参院議員とともに県議団でも現地調査を行い、二本松市の岳温泉に行きました。
話を伺った旅館では、建物や道路に大きな亀裂があり、「10年前より被害は大きい」と。建物被害は、つなぎ目の部分が特に大きな被害となっており「今月いっぱいは営業できない。やっと明日から県民割が始まるところだったのに…」と、コロナ禍での災害に非常に苦労されているようでした。発災直後から職員総出で、自宅の片付けもままならないまま、旅館の復旧作業に取り掛かっているとのことでした。
コロナ対策では、雇調金や持続化給付金など様々な支援を活用しています。融資も受け、その返済が2か月後から始まりますが、先が見えない中で非常に不安な様子でした。「国の支援策に注目しています」との話もあり、支援策の拡充が期待されていることを実感しました。
その後、県の災害対策課からの聞き取りでは、「目立った被害はなかったようだが、明日以降の大雨暴風で更なる被害が出ることも予想される。県としても注意喚起をしていく」とのことでした。
10年前の震災を思い出さずにはいられない大きな揺れでしたが、津波もなく思っていたよりは被害は少ないように見えました。しかし、屋根をはじめ住居被害などは各地で起っているようなので引き続き実態調査と県への要望を行っていきたいと思います。