大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

議会運営委員会の県外調査。県民の声をいかに聴くかが問われる福島県議会

 12日〜14日は議会運営委員会の県外調査でした。

 早稲田大学マニフェスト研究部による議会改革度ランキング上位の三重県議会兵庫県議会を視察し、早稲田大学マニフェスト研究部にも行き話を伺ってきました。ちなみに、福島県議会は300位中273位という結果です。

 三重県兵庫県の両県議の取り組みで印象的だったのは、高校生や学生、若者からの意見を聴き若者向けの広報活動にも積極的に取り組んでいることです。常任委員会の県内調査で若い世代と意見交換をする機会を確保していたり、高校生が議会や議員を取材し高校生向け広報紙を発行していたり、若い世代の声を県政に反映させるとともに若い世代にとって身近な県議会になるよう工夫が凝らされていると感じました。

 早稲田大学マニフェスト研究部の中村事務局長は、福島大学卒業です。民間企業に就職したあと、地元の町の町長選挙に立候補、当選し合併までの2期務めました。その経験などを活かし、現在は各地の議会に行き議会改革について助言する取り組みなどを行っています。

 「議会は首長と馴れ合いになってはいけない」、「住民から意見を聴き、それを議会で取り上げて、その結果をお知らせ(広報)していく、その取り組みが大事」など、歯切れ良く話をされていました。

 福島県議会には公聴機能を持つ委員会などが設置されていませんが、他県議会は高校などに出向き議会報告や意見交換を行っており、そうした取り組みが必要だと感じました。

 早稲田大学マニフェスト研究部によると、福島県議会の議会改革度は①住民参加=17%、②情報共有=14%など他県に比べて大きく遅れをとっている状況です。(写真中央レーダーチャートの赤い線が福島県議会の点数。点数が低いため小さなひし形です。)

 デジタル化を進めるだけでなく、より多くの県民にとって身近な県議会へと変えていくことが求められています。

 三重県議会には、1階の議会関係展示コーナーに写真のような取り組みが紹介されていました。