大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

福祉公安常任委員会を傍聴。PCR検査数の強化や臨時の医療施設設置は消極的

 今日、県議会福祉公安委員会が開かれ、宮本県議と傍聴しました。

 参考人招致された金光教授は、日本の医療体制の脆弱さ(人手不足)がコロナ対応を困難にしていると指摘。コロナ対応の基本は重症化を防ぐことだとして、ワクチン接種は40代50代を優先にすべきと話しました。また、国民の不安が大きいのは政府への不信感によるものだとも話していました。

 県内の状況については、8/28にいわき市に入院待機ステーションを設置したこと、酸素投与が必要となる中等症2の患者は、本県では病院で対応していることを明らかにしました。また、県内移動は広域化しているためまん延防止は全県を対象にすべきと話しました。PCR検査については、擬陽性の問題などを挙げ、全員にやるべきではないと言いました。

 

 県の説明では、中等症以上は原則入院で対応している。自宅療養者は、開業医が電話での診察を行っている(若松やいわきで進んでいる)。抗体カクテルは、病院が使用登録をして申請すれば翌日か翌々日に発送される。県の病床使用率があまり高く見えないが現場はひっ迫状態。これは、国が病床使用率の集計方法を変えたためであり、今までは入院予定者もカウントしていたものを入院実数で出すようになった。5月と8月の状況を比較すると、8月は中等症以上の患者の割合は若干減っているが、40代などの重症者は増えていることなどが話されました。ワクチン供給については、12~64歳の8割が2回接種できる量が、10/10までに届くことになっていると説明しました。