大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

農林水産常任委員会2日目。議案などの審査

 今日は、議案やその他の事項について説明を受け質疑を行いました。

 豚熱、米価下落、モモせん孔細菌病など喫緊の課題が山積です。他会派の議員からもこうした課題への対策が必要だとの意見が相次ぎました。豚熱については、初回ワクチン接種料は免除となりますが、2回目以降は有料(530円)です。隣県では350円以下で行っているところが多く、条例改定で接種料を減額すべきだとの質問も。

 モモせん孔細菌病はとても深刻です。献上桃で有名な桑折町では「収入5割減は当たり前。1割2割の収入になってしまったところもある」との声を紹介し、収入面での支援を求めました。国や県も、防風ネット設置や改植のための支援事業などを実施していますが、収入補填の支援策はありません。

 その時に有効なのが収入保険ですが、青色申告者しか加入できないことが問題となっています。原発事故の影響がいまだ続いており、異常気象や農家の高齢化などの課題も抱えていることから「一人の離農者も出さない」との立場で支援することが必要だと質しました。今議会の議案では、収入保険の加入促進事業として加入者負担分の一部を補助することになりましたが、農家の圧倒的多数が白色申告者であることから、白色でも加入できるように条件緩和を求めました。

 災害対策では、農業用ダムや田んぼダムなどの有効活用と促進を求めました。