常任委員会1日目、現地調査でした。今回は、昨年の台風19号と原発事故からの復興について、相馬市と楢葉町へ。現地を見て話を伺ってきました。
相馬市山上地区の現場は、昨年の台風での大雨と大きな土砂崩れにより、農業用水路が埋没。「本音を言えば、作付けに間に合わないかもしれない…と思った」と担当者。土砂崩れ現場は急斜面など悪条件のため無人でクレーンを操作し(セーフティクライマー)災害復旧を行ったとのこと。遠隔操作が可能な技術者は少数で、今回はたまたま山形から技術者が来てもらえたので工事ができて、今年の春の作付にぎりぎりのところで間に合ったそうです。今後の災害に備え、資格取得の推進や技術者の確保などが必要だと感じました。
楢葉町ではトマト栽培施設・(株)ナラハプラントファクトリーを見学。培地はヤシガラを活用し、気温などに合わせて水や肥料の量を全自動で調整しています。ヤシガラの培地は本来であれば1年に1回交換するそうですが、輸入で高コストのため2年に1回にする予定とのこと。南郷トマトは夏秋型なのに対し、このトマトは冬春型、JAを通して市場出荷しているとのことでした。