富岡町から避難をしている方は、震災直後に避難所を転々とした当時の混乱の様子や、原発事故後は「自宅」に入るためにも許可が必要だった実態、原発事故の混乱のさなかに親を亡くした無念さ、お孫さんは幼稚園卒園直前に被災し、今は高校生活ですがコロナの影響を受けており「なんという人生か」と。
町民の5割は「戻らない」と話しており、東京オリンピックで復興の姿を見せようという政府の思惑と、町の実態はかけ離れているとも。
また、戻りたくても戻れないため、住めないまま朽ちていった自宅は解体してしまったが、「更地だと固定資産税が6倍にもなると聞いた。固定資産税の減免を継続してほしい」との要望を受けました。
県に対しては「双葉郡の復興に、もっと県が責任を持ってほしい」との要望でした。