大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

少子高齢化・人口減少対策特別委員会の総括的な審議

 今議会が最終審議のため、総括的な議論も行いました。

 県は移住・定住促進に躍起になっていますが、本県出身の若者などの人口流出対策については不十分です。最低賃金について、福島県は最下位のDランクであり賃金の高い関東圏や宮城県などへの流出が危惧されます。賃金格差の是正を県として行うべきと求めましたが、「事業者負担も発生するので国でやってもらうしかない」と後ろ向きです。

 他会派の議員からも、イノベーションコースト構想で人を呼び込むと言いながら進学や就職時にそれ以上の人口が流出しているのではないかと指摘がありましたが、県はそうした数をつかんでいません。

 総括議論では、ジェンダー平等の観点から政策決定の場に女性を参加させること、若者や子育て世代など当事者の声を聞き施策に反映させることなどを求めました。

 コロナや原発事故の対応など目下の課題はありますが、少子高齢化・人口減少対策も重要な課題だとの認識で取り組む必要があります。