大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

高橋千鶴子衆院議員・ふなやま由美さん、岩渕友参院議員とともにJAと懇談

 高橋千鶴衆院議員・ふなやま由美さん、岩渕友参院議員とともにJA福島中央会を訪問し、汚染水問題や凍霜害などの自然災害対策などについて懇談しました。

 政府の汚染水の海洋放出方針に対して参事は「現時点では、漁連との約束を破り政府が勝手に決めたことには納得していない。東電はこれまでも賠償を打ち切ろうとしてきたし、政府の出す風評対策は具体的ではないので、県漁連や森林組合連合会、生協連とともに反対声明を出した」と述べました。また、「原発事故による風評は今も続いている。事故直後は消費者が県産農産物を嫌煙していたが、その後そうした意識は薄れてきた。今は流通サイドに風評の意識があると感じる」と話しました。

 原発事故以降、県産食用米は外食(業務)用に多くが使用され、今は県産食用米の65%が外食(業務)用に使用されており、コロナ禍で大打撃を受けています。外食用に、生産する品種もコシヒカリから天のつぶへと切り替え収量を増やしてきましたが、それが現在、在庫を増やすことにもなっており、何重にも苦労している実態をあたらめて実感しました。

 一方で、アマゾンでのコメ売り上げNo1は会津コシヒカリで、粒の大きさなども新潟県産米と遜色がなく、価格と食味で選ばれているとのこと。

 

 凍霜害については、国や県の支援制度にJAとしても上乗せするなど農家を支援しています。福島県は国の復興予算(風評対策)も活用し、剪定作業に10aあたり36,000円の支援事業を実施していますが、隣県の山形や宮城からも「同様に支援してほしい」との声があるようです。国が農業予算を拡充することが必要です。

 

 戦後、福島県産米が沖縄で学校給食として使われた歴史などのお話も聞くことができ、予定していた時間だけでは足りないほどの充実した懇談となりました。

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挨拶する高橋衆院議員