大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

県議団で双葉郡の首長と懇談ー浪江町、大熊町、富岡町で

 県議団で浪江町大熊町富岡町を訪問し、町長と懇談しました。

 各町が帰還困難区域を抱え、町民の帰還や町の復興にどう道筋をつけるかなど様々な課題が山積しているなか、各町の率直な思いを伺うことができました。また、各町の避難解除の時期や帰還困難区域の面積割合が異なり、課題も様々でした。

 浪江町は戻った住民が6%、企業が求人を出してもミスマッチがあり難しい状況です。大熊町は現在の町民訳900人のうち、もともとの町民は370人ほどで、あとは原発などの労働者とのことです。富岡町では夜ノ森地域が避難解除となる準備宿泊が可能となりました。事前の意向調査では50世帯ほどが希望していましたが、実際には11世帯にとどまっているとのことです。

 国が示した帰還困難区域の避難指示解除方針については「希望者に限定せず全域除染をしてほしい」との声や、医療・介護費の減免見直しについても「帰還が進まないなか、この減免制度は住民にとって命綱である。10年経ったから終わりなどと期間で区切れる話ではない」など、どの町でも住民の思いと一致した話を聞くことができました。

こうした課題について、双葉町村会で6月に国に対して要望を行うとのことでした。

 県議団は、6月6日に双葉町長との懇談を予定しています。

新しく展示された「人災」コーナー