大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

吉田英策県議の代表質問。知事、汚染水の海洋放出撤回は言わず

 今日から代表質問が始まり、共産党からは吉田英策県議が登壇しました。

 新型コロナを封じ込めるためには、①迅速なワクチン接種と大規模なPCR検査をセットで行い、②事業者や生活困窮者に対し十分な補償と生活支援を、③この期に及んでベッド削減ではなくコロナ禍での受診控えによる病院の減収への補填こそやるべきだと求めました。

 知事は菅政権に倣い、希望する県民すべてのワクチン接種を11月までに終わらせると発表しましたが、具体的にどんなスケジュールで接種を進めていくのかなどは全く決まっていません。「相馬方式」は全国的にも先進的な事例として紹介されると知事は喜んでいましたが、ならば他の市町村でも同様な取り組みをできるように支援するなど、市町村の混乱を援助する姿勢は見えません。

 汚染水についても、海洋放出の方針ありきで風評対策などを国に求めるというばかりで、県民の思いに未だに向き合おうとすらしません。再々質問まで使って、「知事が撤回を国に求めるべきだ」と質しました。途中自民党からは「福島を何だと思ってるんだ」、「(共産党が)『汚染水』なんて言うから風評被害が広がるんだ」などとヤジが飛びましたが、お隣宮城県では自民党の県議が宮城県の村井知事に対し、「県民の代表として断固反対だと発言してほしい」と繰り返し迫っているわけです。

 オリンピック・パラリンピックの中止、子どもたちの観戦動員、パブリックビューイングの中止を求めましたが、国が決めることなどとして明確な答弁はありませんでした。

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今日の河北新報より

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傍聴に来た皆さんと