大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

政調会1日目ー合意なき高校統廃合の強行を批判。種苗条例案、温暖化対策など新年度予算約1兆2千億円

 今日と明日は2月議会に向けた政調会です。1日目の今日は、農林水産部、総務部、教育庁、生活環境部、県警、病院局の聞き取りでした。

 県は種子法廃止後、要綱で対応してきましたが、今回新たに条例を制定する方向です。これまで要綱で対応してきたものに加え、県のオリジナル品種や奨励品種、花や野菜も対象に加えるとのことです。農家が求める内容での条例制定が必要です。

 教育長は、今議会に5つの高校統合後の校名などを定める議案を提出する方向です。5つの中に含まれている南会津と田島の統廃合については、依然として地元から反対の声が強く出されています。また、統合校の校名検討委員会には同窓会関係者も参加対象ですが、「統合反対」として検討委員会に参加していません。同意が得られていないにもかかわらず、県教委は高校統廃合を強行。さらに、高校統廃合の後期実施計画を2月(議会前)に示すとしており、強権ぶりが際立っています。

 気候危機打開に本気の取り組みが世界的に求められています。福島県のCO2の年間排出量は4562万トン(一部推計)であり、石炭火発の集中立地県です。本県でこそ石炭火発は廃止をと求めました。また、公共交通の拡充は高齢者支援だけでなく、CO2排出抑制の観点からも必要だと指摘。

 県立病院のコロナ病床は18床です。コロナ病床確保のための空床補填が今月から減額(1床確保する際に空床と認めるのは2床まで)と国が改悪しましたが、実際は1床確保するために4床空けなければならないなど、改悪後の補填では不十分です。この影響について「県立病院は、これまでもそのように請求していたので影響はほとんどない」とのことでした。

f:id:oohashisaori:20220119133613j:plain