大橋さおりのかけ歩き

日本共産党福島県議会議員・大橋さおりのブログです

12月議会に向けた政調会。避難者追い出し、伊達特別支援学校に調整池

 12月議会に向けた政調会でした。今回もコロナ対策のため時間短縮で行いましたが、各部局の説明要旨の文章量が明らかに短くなっており不十分さを感じました。

 今議会の補正額は200億円半ばと見込まれています。原発避難者の追い出しについては今議会も複数件、議案として出されることになります。「話し合いが困難な状況なので」との説明でしたが、県は避難者に家賃2倍請求などを行っており、避難者一人ひとりの状況と思いに寄り添った対応がなければ話し合いは困難になるのではないかと思いました。

 コロナ対策では、国が介護や障がい者などの事業所に対しコロナ対策経費を助成することに関連する予算が盛り込まれる予定です。しかし一か所あたり6万円が上限とのことで、県が上乗せするなどの対応が必要です。また、修学旅行のキャンセル料などとして私立学校の児童生徒に対し、補助を行います。一人当たり12,060円とのことですが、すでに行っている県立学校に対する補助と同額とのことです。

 来春開校の伊達特別支援学校については、グラウンドを調整池とするため工期延長の議案が提出される予定です。伊達市と協議する中で、今年に入って(建設工事が始まって)から、伊達市から調整池を作るよう指示があったとの説明でした。この学校の目の前には東根川が流れており、一昨年の台風19号でも川が溢れ浸水被害が出た地域でもあります。下流域の増水を遅らせるために調整池を作るとのことですが、児童生徒と地域の安全を守るためにこれが最善なのかは疑問が残ります。

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